ペアーズの「いいね」について考える

ペアーズに「いいね」の数がある。 「いいね」の数について、大抵のユーザーは次のように考えているのではないか。 「いいね」の数が多い = 人気のある人 これは確かにその通りだ。「いいね」の数が多いということは、ちょうどその数のぶんだけのユーザーが…

Citrixでエクセルがフリーズする現象

Citrix上で利用するプログラムを作っています。 DBから読み込んだ値をエクセルに吐き出し、任意のパスに保存。 その後、その保存したエクセルを表示するというプログラムなのですが、エクセルの表示がうまくいかない。 むちゃくちゃ立ち上がるのが遅くて、フ…

失恋した

失恋した。僕の人生の中で一番惹かれた人だった。その人の存在は僕の心奥深くまでやってきた。気が付いたら、好きだった。休日でもその人のことを考えるくらいだった。声が聞きたい、顔が見たい。本気でこんなこと思うなんて、こんなに他人のことを深く求め…

信用と見返り

先日、自分は誰のことも信じないと豪語する人がいました。いろいろ裏切られた経験があるから、とその人は言っていました。「例えば、君はクビです、と突然言われたらどうしますか?」とその人は言うわけです。 僕は、なぜかこの話に違和感を覚えました。何か…

陰口

今日、友人のAからBの陰口を聞いた。でも、AがBの陰口を言ったということは、いつか自分もこの人に陰口を言われる可能性があるということを意味している。そもそもこの人は陰口を言う人なんだとわかってしまうんだから、陰口を言われる可能性がとても高…

緊張しいの自分のために考えた

仕方のないことだが、職場で人とコミュニケーションを取る必要がでてきた。ちょいちょい人前で話さなければならなくなった。 自分はどうも声が小さいらしく、今までを振り返って見ても、「もっと声をはれ」とか言われていた。それに加え、自分は緊張しいなの…

高校生のころ、逃避先は映画だった

なぜかわからないけど、最近になって、映画を見ても心動かされることがなくなってきた。どういう心境の変化があったかわからないけど、むかしみたいに熱中することがなくなった。これは、何なんだろう。 高校生のころは、金曜ロードショーと、日曜洋画劇場は…

無口と反抗心

たしかに自分は無口な人間だ。会社の同僚が「〇〇って本当に無口だよなあ」とあらためて言うと、自分は「よし、お前がそう言うなら、俺はもっと黙っていてやろう」などと頭の中で強く思うのだった。 でも、あとになって僕はふと気がついた。自分にとって、黙…

人が倒れていた

夜の八時くらいに、アパートの近くにあるドラックストアとスーパーに買い物に出かけた。ドラックストアで洗剤とかを買って、スーパーで冷凍食品とか野菜とかを買った。そして、両手に袋をぶら下げて、アパートに戻る帰り道。住宅街の道に入ったところだった…

祭りの夜、流刑地

駅ビルの書店で、『祭の夜』という本を買いました。 パヴェーゼはあまり知られていない作家のような気がします。 どちらかというと、彼はマイナーですよね。個人的にはちょっと気になる作家だったんですけれども。 立ち読みした時、『流刑地』が気に入りまし…

ヴィム・ヴェンダース『RADIO ON』 感想

この『RADIO ON』に限らず、ヴィム・ヴェンダース作品に通じるものとして、「何かに対する疲れ」があると思う。そしてヴェンダースは、疲れからの逃走を描いているように思う。 この作品は、上記の法則からいくと、工業化された社会からの逃避願望を描いてい…

ウラジミール・ソローキンの本を(少し)読んで思ったこと ~ポップアートとニヒリズム~

ソローキンという作家を知った。前からなんとなく名前は知っていたが、どうせたいしたことはないだろうと思っていた。アマゾンとかの評価のところに変態作家とか書いてあって、こういう風に名指しされる作家って大抵ろくなやつがいないということを知ってい…

ソーシャルネットワーク 天才がゆえの孤独

久々の更新。以前に見た映画。うろ覚えなので、所々おかしいところがあるかもです。 主人公はいわずと知れたマークザッカーバーグです。どうもこの映画はフェイスブック批判、あるいはザッカーバーグ批判という文脈で見られることが多いような気がしますが、…

イノセンス ~素子について~

映画の本筋とは関係ないかもしれませんが、素子について面白いなと思うことがありました。セクサロイドにダウンロードされた際の素子の声についてです。素子の声は声優の田中敦子さんの声です。 素子の声はセクサロイドにダウンロードされても、田中敦子演じ…

ストレンジャー・ザン・パラダイス 「その肉どこから来たの?」「牛だろ」

だらだらとテレビを見ているシーンが流れたり、競馬に出かけようぜなんて会話をしていたり、ポーカーでイカサマをしたりしています。そんな映画です。ヒーローも出てこないし、何かイデオロギーを訴えるわけでもありません。感動もしないです。けれども、こ…

スカイ・クロラ ~生と死と愛~

主人公を含む、キルドレと呼ばれる子どもたちは、永遠に大人にならない子どもたちだ。 民間企業が戦争を代行している世界。キルドレはその企業に属しているいわば兵士である。キルドレは歳をとらない(肉体が老いないという意味か?)。またキルドレは、死ん…

ゴーストワールド おかしさの中に「寂しい」がある

気の合う二人組、イ―ニドとレベッカは、高校を卒業したはいいものの、特に何をするわけでもなく毎日を無為に暮らしていた。二人は 暇つぶしにと、新聞の恋人募集の欄にあった電話番号にいたずら電話をかける。二人はジョシュという同級生の男子を連れて、電…

羊をめぐる冒険 ~記憶、過ぎ行く風景~

僕の相棒から連絡があった。どうやら仕事でトラブルがあったらしい。僕は黒服の男と会うことになる。その男は、どうやら右翼の大物政治家の部下であるらしい。黒服の男は、羊の写真が使われている生命保険の広告を取り下げてほしいと要求する。その広告に使…

血と暴力の国 ~神、運命~

モスがレイヨウ狩りをしていると、荒野に車が三台停まっているのが目に入った。周囲には死体があった。トランクには麻薬。そして現金。モスが金を持って帰ることから運命の歯車が回る。なくなった金を回収するために殺し屋のシュガ―がモスの後を追う。シュガ…

イノセンス ~人間の部分は脳だけ~

バト―は脳以外はアンドロイドという設定らしいです(間違ってたらゴメン)。恥ずかしながら最近までこの設定を知りませんでした。これは恋愛映画でもあって、もし人間が脳だけになったらどういう恋愛をするのか、ということが描かれています。バト―と素子の…

父、帰る よそ者としての父親像

自分自身の家庭というものを振り返ってみると、父親から異質な匂いがしたことはなかっただろうか。その異質さというのは、その家庭の者にはない、外部の人間の匂いが入り混じっているからではないだろうか。少なくとも、子どもが父親にそういう雰囲気を感じ…