2014-10-12から1日間の記事一覧

祭りの夜、流刑地

駅ビルの書店で、『祭の夜』という本を買いました。 パヴェーゼはあまり知られていない作家のような気がします。 どちらかというと、彼はマイナーですよね。個人的にはちょっと気になる作家だったんですけれども。 立ち読みした時、『流刑地』が気に入りまし…

ヴィム・ヴェンダース『RADIO ON』 感想

この『RADIO ON』に限らず、ヴィム・ヴェンダース作品に通じるものとして、「何かに対する疲れ」があると思う。そしてヴェンダースは、疲れからの逃走を描いているように思う。 この作品は、上記の法則からいくと、工業化された社会からの逃避願望を描いてい…

ウラジミール・ソローキンの本を(少し)読んで思ったこと ~ポップアートとニヒリズム~

ソローキンという作家を知った。前からなんとなく名前は知っていたが、どうせたいしたことはないだろうと思っていた。アマゾンとかの評価のところに変態作家とか書いてあって、こういう風に名指しされる作家って大抵ろくなやつがいないということを知ってい…